行動食とは？
行動食とは登山やハイキンなどのアウトドアスポーツ時に、行動しながら栄養補給できる携帯食のことです。
登山は、とてつもなくカロリーを消費するスポーツです。そのため、登山の途中でエネルギーを補給しないと、シャリバテと呼ばれる症状になり、動けなくなってしまいます。
それを防ぐために、行動食を食べて栄養を補給します。糖分などのエネルギーのほかに、ビタミンやたんぱく質などの栄養素が含まれているものもあり、食べることで体を持続的に動かせるようにしてくれます。
ただ、コンビニでどんな行動食はなにを選べばよいか迷いますよね。
行動食を選ぶ基本は、「軽くて高カロリーなもの」です。コンビニでも同じです。さらに登山で欲しくなる３つの味にも気をつけて選ぶと良いと思います。
この記事を読むことで、コンビニのおすすめの行動食を知ることができます。
そこで今回は「コンビニで買える行動食」について詳しく説明していきます。
登山に欲しくなる３つの味
みなさんは普段、無性に甘いものが食べたいと思うことはありませんか？ 登山をしていると甘いもの以外も食べたくなります。
登山は、激しいスポーツになりますので、いろんな成分が失われています。そんな時に食べてたくなることの多い、３つの味を紹介していきます。
疲れた時の甘いもの！
疲れた時は、甘い物が欲しくなりますよね。それは糖質が、脂質やタンパク質に比べてエネルギーに転換されやすいからと言われています。登山中に定期的に糖質を補給する事で、シャリバテを防ぐことができます。
脳のエネルギー源の糖質が不足してくると、頭が回らなくなってきて、正常な判断ができなくなります。それを防ぐためにも甘いものが欲しくなったら、迷わず補給しましょう。
汗をかいた後のしょっぱいもの！
汗をかいたときは、しょっぱいものが食べたくなりますよね。これには、諸説ありますが、汗をかくとミネラルが失われるため、鉄分やナトリウムなどのミネラルを欲していると言われています。
登山では大量に汗をかきますので、しょっぱいものでミネラル不足になると暑い日は熱中症になったり、足を攣ってしまったりします。しょっぱいものも欲しくなったら補給するようにしましょう。
肉体疲労に酸っぱいもの！
肉体が疲労すると酸っぱいものが欲しくなるときもありますよね。レモンなどの柑橘系や梅干しなどの酸っぱいものにはクエン酸が含まれています。
クエン酸には疲労の原因となる乳酸の分解や新陳代謝を助けてくれるため、疲労回復に効果があります。
行動食では、あまり意識されない酸っぱいものについても、準備することをおすすめします。山で食べる酸っぱいものはいつも以上に美味しく感じますよ。
登山前にコンビニで選ぶ ３つポイント
自分なりに登山前にコンビニで選ぶ３つポイントをご紹介していきます。
高カロリー
行動食は、軽量で高カロリーのものを選ぶのが基本です。登山では、カロリーをたくさん使いますので、たくさん補給しなくてはいけません。
カロリーが低いものばかりだとたくさん持っていかなくてはならなく、荷物が重くなってしまい大変な思いをしてしまいます。
好きなお菓子の中でも高カロリーで軽量なものを選ぶようにしましょう。
欲しくなる３つの味のもの
これまでに紹介してきたように、登山中に欲しくなる３つの味をベースに自分の好きなもの選ぶのが１つ目のポイントです。
ここで重要なのが、甘いものが好きだからといって、甘いものばかり選ぶと、しょっぱいものや酸っぱいものが途中で欲しくなった時に食べられないので、バランス良く選ぶことが重要です。
自分は、甘いものが好きなので、甘いものを６割・しょっぱいもの３割・酸っぱいもの１割で選んでいます。
携帯に優れていて、日持ちするもの
行動食は、コンパクトで携帯しやすいものを選びましょう。
行動しながら補給できるように、ザックの外ポケットやサコッシュなどの取り出しやすい場所にしまえるコンパクトさや食べてる途中でしまえるようなチャックがついているものがおすすめです。
そのほかに気温に対応できることも重要です。夏山登山で、チョコを持っていくと溶けてたいへんですし、冬山に水分の多い食べ物を持っていくと凍って食べられないことがありますので、注意しましょう。
また、行動食は少し多めに持っていくことも重要です。そのため、登山後に余ることがあります。
余った行動食が日持ちするものにしておくことで、次の登山にも使えることができます。ですので、自分はできるだけ数ヶ月は日持ちするものを選ぶようにしています。
コンビニで入手できるおすすめの行動食10選
「甘い」行動食のおすすめ
ラムネ
ラムネは、脳の働きに必要なブドウ糖を摂取することができます。
ブドウ糖は単糖類となっており最も早く吸収される糖質になります。疲れを感じたり、シャリバテ気味の時に摂取すると、即効性がありますのでおすすめです。
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ブラックサンダー
軽量で高カロリーと言えば、ブラックサンダーです。
ブラックサンダー1個（約21g）で112kcalも取ることができます。なんと1gあたり5.3kcalの高カロリー食材です。
味はチョコレートの甘さとザクザク触感が病みつきになります。
ただ、夏場に行動食として持っていくとチョコレートが溶けて大変な事になりますので
寒い時期のお供として購入してみてください。
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ようかん
自分が一番お気に入りなのがようかんです。毎回必ず持っていっています。
ようかんは、ザックのなかでつぶれたり、粉々になることもなく、暑くても解けない・寒くても凍りづらいのが魅力です。さらにコンビニでも安く手に入りますのでおすすめします。
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ブルボン プロテインバー
山の中で、タンパク質を摂るのは非常に大変です。そんなタンパク質を手軽に補給できるのがプロテインバーです。
その中でも、登山におすすめのプロテインバーがブルボンのプロテインバーです。チョコレート系は普段食べるのには美味しいのですが、夏は溶けてしまったりします。ブルボンのプロテインバーは、ほぼ溶ける心配がないので気に入って愛用しています。
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「しょっぱい」行動食のおすすめ
じゃがりこ
みなさんもご存知、じゃがりこ。最近は便利なチャック付きのパッケージが発売されています。
ひちくちサイズのじゃがりこなので、登山中にいつでも気軽に食べることができ、食べ途中でもしまえるため重宝します。また、通常のじゃがりこと違って、ごみが嵩張らないのも大きな魅力です。
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プリングルス
ホテトチップスもおすすめです。ただし、袋に入っているものは、粉々になってしまうのでお勧めできません。そこでお勧めなのが、プリングルスです。
日本人唯一の8000メートル峰全14座の登頂者のプロ登山家、竹内洋岳さんが大好きで食べているとのインタビューを見て試してみてハマりました。味も濃いめに作られており、登山にピッタリとなっています。
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柿の種
柿の種は、糖質と脂質を両方をバランス取ることができておすすめです。自分は、亀田の柿の種が好きで持って行っています。
コンビニで売っている亀田の柿の種は、一袋71gと手軽な食べきりサイズが多いです。
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ナッツ類
脂質の補給におすすめなのが、塩味のナッツ類です。ナッツ類には良質な脂質が。自分が好きなのは、乾燥させたソラマメを油で揚げた【いかり豆】です。
塩味がしっかりと効いていて美味しいので、食べたことがない方は一度食べてみてください。びっくりする美味しさです。
また、脂質は摂取してから少し経ってから吸収されますので、長時間行動する際は持っていることをおすすめです。
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「すっぱい」行動食のおすすめ
フェットチーネグミ
薄くひらべったく、特有な噛み心地のフェットチーネグミです。
フェットチーネパスタのような形状をしており、アルデンテな食感のグミで、酸っぱいパウダーたっぷりとついていて食べ応えがあります。
後味も爽やかで、チャック付きで閉じれることもおすすめポイントです。きゅんとすっぱいイタリアングレープ味やイタリアンレモン味などいろんな味がありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
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塩分チャージタブレッツ【塩レモン味】
特に夏場に持っていくことが多いのが、熱中症対策に塩分タブレッツです。
その中でも塩レモン飴は塩味と酸味が組み合わされており、シャキッとすっきりします。後味もさっぱりとしたタブレッツです。
塩分補給をしながら、カリウムやクエン酸も摂取することができます。タブレッツは行動しながら手軽に食べることができるのでおすすめです。夏になるとコンビニでもよく置いてあります。
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まとめ
これまで紹介させていただいたように、コンビニには色々な種類の食べ物があり行動食候補になります。行動食は必携品です。
事前に買い忘れても、諦めずにコンビニに寄って好きな行動食をゲットしましょう。少し多めに用意することで、安心感を持って安全登山をする事ができます。
いろんなものを試してみて、自分に合う行動食を発見しましょう。
大好きな行動食を食べながらの登山は最高です。ぜひ山での非日常を味わってください。あなたの安全登山を応援します！
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