これから登山を始める方
安全に登山を始めたい方
登山の基礎知識を知りたい方
登山を始めたいけど、周りにやっている人もいなくて不安…。何から始めればいいのかな?安全に登山するのに気をつけることはあるのかな?
登山を始めたいけど、何から始めればいいわからない?なにを準備したらいいの?と迷いますよね。なんの準備をせずに登山を始めるのは危険です。
200以上の山を登った事のある むらが、登山の始め方をイチから紹介します。初心者の方は、この記事の通り実施することで安全に登山を始めることができますよ。自分の経験の中から、重要な必要な項目のみを抜粋!
この記事を読むと「初心者がイチから登山を始める方法がわかります。」
そこで、今回は「登山の始め方を簡単3STEP」を紹介していきます。

①登山三種の神器と服装
登山三種の神器とは、登山靴(トレッキングシューズ)・登山用リュック(バックパック)・雨具(レインウェア)の3つです。この3つがあれば、登山することができます。初心者の方もこれだけは、最低限準備することをおすすめします。
服装は、ポリエステル製のものを選びましょう。安全に登山を実施するために、準備をしましょう。ないものについては、購入の検討をしてみてください。
三種の神器① 登山靴(トレッキングシューズ)
初めての登山靴はミドルカットの登山靴がおすすめ!

登山は普段歩いている整備された道とは違い、登山道は不整地なため、すべりやすいので登山靴が必要です。
自分は最初の登山で運動靴で行きましたが、山道は滑りやすく危ない思いをしました。その経験からすぐに登山靴を購入しました。みなさんは、安全に登山するため最初から登山靴を購入を検討してみてください。

初心者の方は、ミドルカットを選びましょう。ミドルカットの登山靴を使用することで、足首が保護されるため捻挫がしにくくなります。詳しい登山靴の選び方は下記の記事を参考にしてみてください。

三種の神器② 登山用リュック(バックパック)
初めての登山用リュックは20〜30リットルがおすすめ!

登山用リュックのことを、バックパックやザックと呼びますが、ここでは登山用リュックと呼びます。登山用リュックは、快適に登山するための工夫がされています。腰にウエストベルトがあることで荷物の重さを肩だけではなく腰にも分散し、負荷軽減ができます。
初めて登山される方は、容量が20〜30リットルのものがおすすめです!
20リットル以下のモデルだと、持っていくものを切り詰めないと入らないです。また、30リットル以上のモデルだと大きすぎて、邪魔になったりリュック自体が重くなり不便です。
自分が最初に購入したのは、ミレーのサースフェ-30+5を購入して使用しました。自分の経験からも最初の登山用リュック容量は20〜30リットルがおすすめです。購入を検討してみてください。

詳しい登山用リュックの選び方は下記の記事で紹介しています。参考にしてください。
日帰りの山歩き :20〜30リットル
1泊程度の山小屋泊:30〜40リットル
テント泊 :50リットル以上
三種の神器③ 雨具(レインウェア)
レインウエアはGORE-TEXを使用しているものがおすすめ!

山での雨対策で、手がふさがってしまう傘は非常に危険です。手を使えるようにレインウエアを準備しましょう。レインウエアは、防水性と汗などの水蒸気を逃がしてくれる透湿性を伴ったものを選びましょう。
一番有名な素材はGORE-TEX(ゴアテックス)です。迷ったら、GORE-TEX(ゴアテックス)を選びましょう。また、上下にセパレート(別れている)ものが単体でも使えて便利です。詳しいレインウエアの選び方は下記の記事で紹介しています。参考にしてください。

おすすめ装備
三種の神器以外にあることが望ましい装備をリストアップします。下記の装備を持つことで山でトラブルになった際に、アルト便利です。特に登山用アプリは、道迷い防止に役立ちますので、活用しましょう。登山用アプリについては、下記の記事で紹介しています。参考にしてください。
スマートフォンと登山アプリ(YAMAPやヤマレコ)
ヘッドライト
ココヘリ(会員制捜索ヘリサービス)
ツェルト(簡易テント)
【登山の服装】重ね着が基本
重ね着は、登山での服装の基本になります。重ね着は、肌着(下着)⇒中間着(シャツ)⇒防寒着(ウインドシェルやダウン)⇒雨具(レインウェア)の順で重ね着するのが基本。
重ね着をする事で脱いだり着たりが容易にできるため、寒さを防いだり、汗をかきすぎるのを防止できます。汗をかいたまま登山すると、頂上などで止まった際に汗で体が冷えてしまいます。冷えすぎることで低体温症になり、動けなくなります。
重ね着をうまく活用する事で体を守り安全登山をしましょう。肌着(下着)で防寒しすぎると、暑くても脱ぐことできないので注意が必要です。


登山に適している素材・適さない素材

登山に適している素材は、化学繊維(ポリエステル)やメリノウール(ひつじの毛)です。絶対に避けるべき素材は【綿】です。
熱い夏に汗をかいて、Tシャツがビチョビチョになったことはありませんか?
登山では、登りでは体が熱くなりやすく、どんなに重ね着で調整しても汗をかいてしまいます。吸収・速乾性がないと山頂などで休憩中に体が一気に冷えてしまい、危険な状態になってしまいます。
登山用に一式そろえるのが理想ですが、まずはご自宅にあるポリエステル素材の物を探して代用されると良いかと思います。家にない場合は、下記におすすめのアイテムを紹介しますので、購入の検討をしてみてください。


②山選び 3つのポイント
登山するにあたり、山選びは重要なポイントです。初心者の方がレベルの高い山に挑戦すると体力が持たず、動けなくなったり、技術的な不足から思わぬ事態に発展し危険です。
山選びは、標高差/歩行時間/標高の高さの3つがポイント。まずは、人が多い人気の低山にいくことをおすすめします。
①標高差

初めての登山では、標高差500メートル以内をおすすめします。
歩く標高差を見れば、ある程度どのくらい大変なのかがわかります。数字が大きければ大きい程、上り下りが増えて、山のレベルが上がります。標高差が500メートルぐらいのイメージは里山に登るようなイメージです。
②歩行時間

初めての登山では、歩行時間のトータル4時間以内をおすすめします。
歩行時間も数字が大きければ大きい程、大変になり山のレベルが上がります。歩行距離でも歩く長さを図ったりしますが、距離は短いが坂道が急で歩行時間がかかる場合もありますので、歩行時間を目安に歩き通せるか検討しましょう。
③標高の高さ

初めての登山では、2000m以下の山をおすすめします。
標高が高いと、山の環境が変化します。特に標高は気温への影響が大きく、標高100m上がると気温が0.6度下がるといわれています。また、2000m以上の山では岩場が増え険しくなる傾向があります。
2000m以上では、登山に必要な技術が変わってきます。2000m以下の人気の山で登山に慣れてから、北アルプスなどの2000m以上の山に挑戦しましょう。
初心者の方におすすめの山

関東付近に住まわれている方は、高尾山。関西付近に住まわれている方は、六甲山がおすすめです。
人気の山に登ることで、道迷いのリスクが下がります。また、何かあった場合でも人が多いことで助けを呼びやすくなりますのでトラブル対応がしやすいです。
近くの里山でも良いのですが、登山者が少ない山だと道迷いや怪我などのトラブルに見舞われた場合に助けを呼ぶことができません。
最初は、人気の山を登るようにしましょう。


③登山計画を立てる
登山初心者は、経験者と一緒に行くのが基本です。ただ、近くにいない場合がありますので、自分で計画を立てる方法を高尾山を例に3ステップで紹介していきます。
登山は計画をきちんと立てるかどうかで安全性や楽しさが大きく違ってきます。特に、名所や見晴らしの良い場所はチェックしておくことをおすすめします!登りたい山を決めて、登山計画を作っていきましょう。参考にしてみてください。
登りたい山の情報収集する
登山地図を購入する
登山届を作成し、提出する
1.登りたい山の情報収集する
テレビなどを見て、登りたい山があったらインターネットで検索してみましょう。事前にインターネットで【高尾山 登山】と検索するといろんな情報が出てきます。
チェックすべきなのは、公式HP:観光協会や山小屋・ビジターセンターなどです。高尾山であれば高尾ビジターセンターの情報を参考にするとよいです。登山道などの最新情報が掲載されています。
個人のブログや山行記録もありますが、それぞれ体力や登山技術が違うため参考程度にしましょう。
2.登山地図を購入する
登山地図といえば【山と高原地図】です。【山と高原地図】は危険個所や分岐、そして計画を立てるために必要なコースタイムが載っていますので、購入するのがおすすめです。そのほかに観光ガイドブックも購入すると登山後の楽しみが一層広がります。


3.登山届を作成し、提出する
登山が決まったら、登山届を作成します。【登山届】とは日時やメンバーや登山ルートなどを警察などの第三者に知らせるための物です。
登山届を出すことで、万が一の遭難などのトラブルの際に、迅速な救助活動をするために利用されます。また自治体によっては義務化されています。
高尾山は、高尾警察署のホームページで登山届をダウンロードすることができます。そのほか、高尾ビジターセンターでも入手可能です。
次に登山届の提出場所です。紙の登山届けを作成された方は、高尾ビジターセンター前にある緑のポストに入れれば提出完了です。高尾警察署や高尾山ビジターセンターに事前に郵送で提出することも可能です。
最近では、スマホアプリ【登山届ナビゲーションCompass】であればネット上で登山届が可能なのでおすすめです。自分もCompassで必ず提出しています。登山アプリについては、下記の記事で詳しく紹介しています。参考にして見てください。
まとめ
今回は、登山の始め方を簡単3STEPにまとめました。説明させていただきましたように、登山を始めるのは難しくありません。
初心者の方には、高尾山や六甲山のような人気の低山がおすすめです。人気の山に登ることで、道迷いのリスクが下がります。何かあった場合でも人が多いことで助けを呼びやすくなります。
登山を趣味すれば、大自然に癒されたり登頂の達成感を感じたり、一生楽しむことができ人生が豊かなものになります。勇気を出して、登山をして見ませんか?
山での非日常を味わってください。あなたの安全登山を応援します!
①登山三種の神器と服装:登山靴・登山用リュック・雨具を準備。洋服はポリエステル製のもの。綿はNG。
②山選び3つのポイント:標高差・歩行時間・標高の高さ。おすすめの山は高尾山と六甲山!
③登山計画を立てる:登りたい山の情報収集→登山地図を買う→登山届けを作成し、提出しましょう。

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