登山ノウハウ

初心者必見!登山用ヘッドライト選び方とおすすめ 4選

登山用ヘッドライトとは?

登山用ヘッドライトと言ってもさまざま種類があって迷いますよね。ヘッドライトは安全に登山する為に欠かせないアイテムです。ただ、しっかりと選ばないと自分を危険にさらしてしまう恐れがありますので選び方をマスターして、登山で使用しやすいヘッドライトを選べるようにしましょう。

ヘッドライトのおすすめは「充電式で防水性のあるヘッドライト」がおすすめです。

この記事を読むことでヘッドライトの基本的な知識を理解する事ができ、ヘッドライト選び方を学ぶことができます。今後、新たなヘッドライトを購入する際にも役立ちます。

そこで今回は「ヘッドライト」について詳しく解説していきます。

ヘッドライトの必要性

登山では、どのようなアクシデントがあるかわかりません。疲労で動けなくなるや捻挫などのトラブルに見舞われて予定している時間に下山できない事があります。予定時間に下山できない事で日が暮れてしまうと街中と違い、山の中では明かりがない為、びっくりするぐらいの暗闇になります。暗闇で行動すると、滑落・転落などのリスクが非常に高まります。その際は基本は動かないですが、防寒着を持っていなく夜中が寒くなる時などは移動を選択するしかありません。また、留まるにしても明かりがあるのと無いのとでは精神的安心感が変わります。

スマートフォンのライトで良いと考えられる方もいるかと思いますが、スマートフォンのライトでは明かりが足りない事やスマートフォンのバッテリーがすぐになくなってしまい、外部と連絡する手段を失う事になってしまう事になりかねません。

それらを防止するためには、登山専用のヘッドライトを準備しておくことが重要です。登山用ヘッドライトは明るさや持続可能時間・防水性などを考慮されて作られており、安心して使用できるSPECになっています。準備する事で安全登山につながります。必ず登山をする際はヘッドライトを携帯しましょう。

出典:楽天市場

ヘッドライトの選ぶポイント 6選

バッテリータイプ:電池式/充電式

ヘッドライトには、電池式のものと充電式の物があります。

電池式は、昔から使われているタイプで、電池を交換する必要があります。そのため、必ず予備電池を持っていく必要があります。価格が安いモデルが多いです。

充電式は、バッテリーを搭載しているタイプとなり、コンセントからの充電かモバイルバッテリーからの充電が必要です。ライトとバッテリーがひとつになっている一体型とバッテリーボックスが別になっているタイプがあります。予備電池はいりませんが、バッテリーを持っていく必要があります。

バッテリータイプを選ぶには、自分のほかの登山装備との相性を考える必要があります。登山では荷物を軽くすることが、重要です。一例になりますが、ヘッドライトは電池、スマホやランタンは充電式だったら、予備電池と予備バッテリーが必要になり、電池の分重くなってしまいます。スマホは持っていなく、電池式ラジオなど電池式を主に使われる方は電池式でOKです。ただ最近では、スマホを持っている方が多いと思いますので、充電式がおすすめです。予備バッテリーでいろんな機器に対応できるようにしていきましょう。

バッテリータイプの説明
出典:楽天市場 
ペツルやマイルストーンでは、どちらも使えるハイブリットモデルがあります。

防水性

山は非常に天候が変わりやすく、いつ雨が降ってもおかしくありません。ヘッドライトを準備していても、防水性がないといざ使おうとした際に雨が降ってしまっていたら使えません。必ず防水性のあるモデルを選ぶようにしましょう。

防水性はIPX6のような表示になっています。数字が大きい方が防水性が高いです。IP規格の表示としてはIPX0(無防水)~IPX8(潜水に対応)の9段階あります。登山での使用では、IPX4以上であれば問題ありません。防水規格の表示を確認して購入してください。

防水性の説明
モンベル リチャージャブル パワーヘッドランプ(IPX6) シャワー程度であれば問題ない

明るさ

ヘッドライトの明るさも重要です。山の中は暗闇になるため、一定の明るさがないと登山道を明るくしきれず使い物になりません。登山で使用するには、100ルーメンを基準に選ぶことをおすすめします。また、明るさだけでなく広範囲を照らすモデルの方が登山道を全体的に照らすことができて、安心して歩けますのでおすすめです。あまりに明るすぎるモデルはほかの登山者の迷惑になりますので注意が必要です。

ヘッドライトの明るさ比較
実際の体感では、写真以上に明るさの差があります。
(モンベル リチャージャブル パワーヘッドランプ)
200ルーメンあると安心して日の出前の登山に使用できます。

点灯時間

ヘッドライトを購入する際には、点灯時間を確認する事も重要です。特に軽量モデルだと点灯時間が短いものがあります。夜間移動やキャンプでランタンとして使う際に点灯時間が短いと何度も充電や電池交換をしなくてはいけなく、登山には向かないです。点灯時間は、100ルーメンで最低5時間以上を基準に選ぶと安心です。

400ルーメンの参考
非常に明るくなるが、このモデルだと400ルーメンで点灯時間が2時間程度
マイルストーン(MS-G2)

角度調整

登山用ヘッドライトは、頭に取り付けた状態でヘッドライトの向きを上下に変えられるように角度調整がついています。下向きにすると、顔を下に向けないでも足元を照らすことができます。角度調整がないと非常に不便ですので、45度以上の角度調整ができるものを選びましょう。また、モデルによって最大の調整角度が違うので購入する際に確認しましょう。

ヘッドライトの角度調整比較
左がマイルストーン 右がモンベル 90度角度が変わると角度調整で手元を照らすことができます。

おすすめのヘッドライト4選 (充電式) 

ここでは、おすすめのヘッドライトを厳選して紹介します。ヘッドライトで迷ったら、このどれかを購入しておけば間違いありません。お気に入りのヘッドライトを探してみてください。

ペツル アクティック

ペツルは、クライミングギアのメーカーです。登山ヘルメットやヘッドライトなどは、プロを含む幅広いユーザーから支持されています。アクティックはコンパクトで軽量なモデルとなっており重量は86gです。さらに高い照射力を持っており、最大 350 ルーメンとなっています。ペツルのハイブリットコンセントを採用しており、電池とバッテリーの両方に対応しているモデルとなっており、すべてのユーザーに対応できおすすめです。

商品紹介
出典:楽天市場

(1)ペツル E099FA・アクティック【10%OFF】

価格:5,346円
(2022/7/10 13:16時点)

SPEC
照射力:350 ルーメン (100ルーメンで12時間使用可能)
重量:86 g
電源:単4アルカリ電池3本(付属)、リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
防水性能:IPX4

ブラックダイヤモンド アストロ300-R

ブラックダイヤモンドは、クライミングギアのメーカーです。現在はクライミングギアだけではなく、トレッキングなど、幅広いアウトドアアイテムを取り扱っています。軽さや防水性にもこだわっており、いろんなカラーバリエーションがあるのも魅力です。アストロ300-Rは、リチウムイオン充電池(1500mAh)を内蔵しており、USB充電をする事ができるモデルとなっています。カラーも4種類ありますので、お好きなカラーを選ぶことができます。

商品紹介
出典:楽天市場

ブラックダイヤモンド アストロ300-R Black Diamond ASTRO 300-R BD81314 ヘッドライト ヘッドランプ LEDライト 災害 緊急 登山 キャンプ アウトドア 【正規品】

価格:4,840円
(2022/7/10 13:19時点)

SPEC
照射力:300 ルーメン (100ルーメンで12時間使用可能)
重量:74 g
電源:リチウムイオン充電池(1500mAh)
防水性能:IPX4

マイルストーン MS-H2

マイルストーンは、『ヘッドランプ』の日本ブランドです。近年はトレイルランニングやファストハイクに使えるアイテムにも力を入れて展開もしています。MS-H2は充電池・乾電池併用できるモデルとなっています。マイルストーン定番の電球色を採用しており、温かみのある明かりを採用したモデルとなっています。80ルーメンで約150時間の点灯が可能です。ビームパターンは遠方を照らせるスポット照射・足元を幅広く照らせるワイド照射・スポット照射とワイド照射を同時にできるミックスビームの3パターンを使う事ができます。

商品紹介
出典:楽天市場

(e)マイルストーン MS-H2・Hybrid Model Warm / ハイブリッドモデル・ウォーム(充電池・乾電池併用モデル:電球色)【トレイルランニング】【登山】【キャンプ】【ヘッドライト】【エコープラザ】

価格:5,830円
(2022/7/10 14:16時点)

SPEC
照射力:420 ルーメン (100ルーメンで12時間使用可能)
重量:65 g(本体重量)
電源:リチウムイオンポリマー充電池(内蔵)
防水性能:IPX4

モンベル リチャージャブル パワーヘッドランプ

モンベルは言わずと知れた、総合アウトドアメーカーです。とりあえずモンベル商品を買っておけば安心と思える信頼感が高いメーカーです。リチャージャブル パワーヘッドランプはリチウムイオン電池を内蔵し、USB充電で繰り返し使えます。明るさ200ルーメンあり、照射距離90mと広い範囲を照らすことができます。ライトは3灯式で歩行を目的とした高輝度白色LED(中央の1灯)と、手元を照らす目に優しい電球色LED(左右の2灯)を備え、電池残量を確認できるインジケーター付きモデルです。IPX6と防水性能も文句無し。

商品紹介
出典:モンベル

SPEC
照射力:200ルーメン (200ルーメンで15時間使用可能)
重量:80g(本体重量)
電源:リチウムイオン充電池(内蔵)
防水性能:IPX6

ヘッドライト おすすめ番外編(軽量モデル)

ここでは、UL(ウルトラライト)やファストハイクのメインライトとしておすすめできるモデルをご紹介します。軽量性に特化したモデルとなりますので、通常の登山ではSPECが物足りない事を理解して購入を検討してください。通常登山のサブライトとしてもおすすめです。

マイルストーン MS-G2

マイルストーンのMS-G2は、超軽量モデルとなっています。本体重量がなんと28gです。明るさ調整も記憶できるメモリー機能と電池残量インジケーターも搭載しています。照射力も400ルーメンと非常に強力です。ただし、400ルーメンだと2時間しか持たないので、明るさを調整して使用する事で、少しデメリットをカバーできます。
このモデルは一台でマルチに使える超小型充電式ヘッドライトです。
点灯パターンは下記の5パターンを選ぶことができます。
ミックス(白色と電球色)⇒白色⇒電球色⇒赤色⇒赤色点滅

商品紹介
出典:楽天市場

【10%OFFクーポン 7/11 15時迄】マイルストーン(milestone) USB マルチファンクションモデル MS-G2 (メンズ、レディース)

価格:5,280円
(2022/7/10 18:12時点)

SPEC
照射力:400 ルーメン (400ルーメンで2時間使用可能)
重量:28g(本体重量)
電源:リチウムイオンポリマー充電池(内蔵)
防水性能:IPX4

ペツル ビンディ

ペツルのビンディは35gと超軽量モデルとなっています。また、非常にコンパクトで手のひらに収まるサイズのヘッドライトです。USBで充電できるタイプとなっております。白色光モードは 近距離用・移動用 ・ 遠距離用の3タイプを選ぶことができます。また赤色と赤色点滅もできるようになっており、マルチに活躍できる超軽量充電式ヘッドライトです。
カラーはブラック・オレンジ・グリーンが選べます。

商品紹介
出典:楽天市場

(1)ペツル E102AA・ビンディ【10%OFF】

価格:5,742円
(2022/7/10 20:21時点)

SPEC
照射力:400 ルーメン (400ルーメンで2時間使用可能)
重量:35g
電源:リチャージャブルバッテリー (内蔵)
防水性能:IPX4

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これまで説明させていただいたように、登山に使うヘッドライトには選ぶポイントがあり、それぞれに重要な意味を持っています。初めて購入する登山用ヘッドライトは「充電式で防水性のあるヘッドライト」がおすすめです。ヘッドライトを購入する事で山でアクシデントに襲われた際にも安心感を持つことができ、正常な判断をしやすくなり、安全登山につながります。

お気に入りヘッドライトを購入して、山歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ山での非日常を味わってください。あなたの安全登山を応援します!やってみよう!

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