登山にサングラスは必要?
登山は、大自然に触れて気分をリフレッシュするのに最高です。そんな登山を楽しむために「サングラス」が欠かせません。ただ、どのようなサングラスを選んだら良いか、わからないですよね。
登山向けのサングラスをする事で、目を守ってくれる役割があります。サングラス選びを間違えると使いずらいだけでなく、逆効果になってしまう事があります。サングラス選びをしっかりと理解する事で安全登山につながります。
サングラスのおすすめは「UVカットモデルの偏光サングラス」です。
この記事を読むことでサングラスの選ぶポイントを学ぶことができます。
そこで今回は「サングラス」について詳しく説明していきます。
登山にサングラスの必要性
紫外線から目を守る
登山をすると、地表にいるときよりも強い紫外線にさらされます。世界保健機関(WHO)のデーターによると紫外線量は1,000メートル標高が上がると、地表よりも10〜12%高くなります。また、雪山ではさらに強烈な紫外線を浴びてしまいます。新雪は紫外線の反射率が80%もあり、直接来る紫外線量に新雪に反射した紫外線が加わり、雪山では1.8倍近い紫外線を目にも受けてしまう事になります。
強い紫外線を目にそのまま受け続けると、角膜の炎症、目の痛みなどの症状が出ることもあります。また、紫外線は、水晶体が混濁してしまう「白内障」を引き起こす要因と言われています。す。このような症状を引き起こさないためにも、登山では積極的にサングラスを活用しましょう。
紫外線を適切にカットする事で、山の緑がより鮮やかに見えることも大きなメリットになります。また、シミやそばかすの対応にもなります。

異物から目を守る
サングラスのもう一つの役割は、目を異物から守ることです。登るのに一生懸命になるにあたり、周りをうまく把握できず頭や顔に木の枝が当たったことがある方はいませんでしょうか?自分はたまにあり、サングラスに助けられています。登山をする事で、木の枝や葉・砂などが目に入ってしまう危険があります。
登山中に異物が目に入ると、最悪の場合は目に障害を負う事になり登山どころではなくなってしまいます。このリスクを低減する為にもサングラスを活用しましょう。
眩しさを軽減する
登山をしていると森林から出た際などにまぶしい場面があります。そのまぶしさを軽減してくれるのがサングラスです。直射日光を遮ることで、視界がクリアになり斜面状況を確認しやすくなり疲労を和らげてくれます。

登山向けサングラスの選ぶポイント 5選
紫外線カット率
紫外線カット率の高いサングラスが登山にはおすすめです。
紫外線カット率とは、サングラスのレンズが紫外線をどの程度カットするのかを表した数値になります。例えば、紫外線カット率が99%のサングラスなら、紫外線を1%しか通しません。
登山では、強い紫外線にさらされる為、目の保護が必須です。
目の保護を怠ると、目の充血や目の痛みを引き起こす場合があります。また、長年の間に紫外線を浴び続けると「白内障」を引き起こすこともあります。
登山では、紫外線カット率が高いモデルを選びましょう。

偏光機能
偏光機能も登山用サングラスのおすすめポイントです。
偏光サングラスはレンズの間に乱反射光を一定方向の光線のみ透過させられる「偏光フィルム」を挟んだサングラスになります。雪道や水面でまぶしく思ったことはありませんか?これは光の乱反射によるもので、眼精疲労などを引き起こす可能性があります。偏光度が高いほど、光の反射やチラつきが軽減され、視界の歪みも少なくなります。

フィット感
登山は、激しい動きをする事も多く長時間の山行も多い為、フィット感も重要です。
ぴったりとフィットしていないと、汗や動きでサングラスがズレ落ちてしまいます。ズレ落ちるのを何度も直すのはストレスにもなりますし、サングラスを直すのに集中してしまい、木の根につまづいてしまったりして思わぬケガの原因になります。
自分の顔に合ったものを選ぶようにしましょう。
レンズカラー
サングラスには、大まかに5種類のレンズカラーがあります。何種類か試してみての感想ですが、登山にはグリーン系が個人的にはおすすめです。
シチュエーションによって使い分けるのが一番良いですが、登山でオールマイティに使用をしたい場合は、レンズカラーの濃度は薄めがおすすめです。濃すぎると曇ってきたり、樹林帯歩きの際に暗くなりすぎて、クリアな視界が確保できずかえって危険です。
それぞれのレンズの特徴は下記になります。

- ブラウン系 まぶしさ防止に加えてコントラスト効果があり、曇りの日でも対応できます
- グレー系 まぶしさ防止効果が高く、光を平均的にカットするので色調変化が少なく裸眼に近い感覚での使用が可能です。
- グリーン系 コントラストを下げすぎず、まぶしさを防いでくれます。また、緑が裸眼以上にきれいに見えますので、樹林帯や山並みを楽しめます。
- イエロー系 視界を明るくしてくれるカラーです。曇りの日や雨の日に活躍してくれます。
- クリア系 クリアでもUVカットをしてくれるモデルがあります。ダテメガネ感覚でつけれるため、カラーレンズに抵抗のある方におすすめです。
軽さ
快適性を上げるためには、軽さも選ぶポイントの一つです。
普段眼鏡をかけていなく慣れていない方は、サングラスをしていると気になる方もいるかと思います。ファッション向けでがっちりしたモデルだと、長時間着けているとサングラスの重さは顔周りに負担をかけ、その疲れにより頭痛や肩こりになってしまう事があります。
重すぎないモデルを選ぶようにしましょう。
登山におすすめのサングラス5選
オークリー(OAKLEY) ハーフジャケット2.0
スポーツサングラスの最高峰ブランドがオークリーです。オークリーのレンズはスポーツ選手の妥協のない要求を満たすため、安全性や耐衝撃性、パフォーマンスなど様々な角度からハーフジャケット2.0は簡単にレンズ交換できる仕様になっています。Oakley®純正度付レンズの装着に対応しています。

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スワンズ AMZ-ER4-0065 CBR er-4 偏光サングラス
スワンズを手がけるのは日本のレンズメーカーである山本光学(株)です。日本のレンズ加工技術と日本人の骨格に合わせたフィット感に定評があります。国内メーカーなのでアフターケアについても安心できるメーカーです。
このモデルは、シーンを選ばないデザインとなっており、タウンユースにも最適です。レンズはガラスの約10倍以上という耐衝撃性を持つプラスチック素材「ポリカーボネート」にSWANS独自のハードコート膜で強化を行った「PETROID LENS(ペトロイドレンズ)」を採用しており、耐久性も申し分ないモデルとなっています。

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レイバン RB4260D 偏光サングラス
レイバン(Ray-Ban)は、サングラス・メガネを展開する世界的に有名なブランドです。サングラスと言えば、レイバンと言われるほどです。多くのアーティストやミュージシャンにも愛されています。
このサングラスは、ウェリントン型のモデルとなっており、ファッション使いにもおすすめのモデルです。偏光サングラスでレンズカラーはグリーンとなっています。

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スパイ(SPY)HELM ハッピーレンズ
1994年に南カリフォルニアで生まれたサングラスブランドが「SPY」です。SPY独自のハッピーレンズ(HD+)は体に有益な太陽光のみ取り入れるレンズです。ブランドのDNAである革新的なテクノロジーと情熱によって創造するメーカーです。
このHELMは、SPYのベストセラーでサングラスの1番人気のモデルです。ハッピ―レンズ搭載モデルです。コントラストをはっきりとすることクリアな視界を実現しています。ストリートファッションにも浸透する高いデザイン性でユーザーの顔の形を選ばない万能フォルムです。

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グダー(goodr)【OGs】Falkor’s Fever Dream 偏光サングラス
今話題のメーカーがグダー(goodr)です。L.A発のスポーツサングラスブランドです。低価格でありながら、UV400の偏光レンズを使用し、5層構造のレンズで紫外線からしっかり目を守ることができます。また、カラーパターンが豊富なのも人気の秘訣です。ただ、人気すぎて、現在は品薄な状態が続いています。
このモデルは、ビビットな青でハッピーな気分での登山ができます。軽量なフレームに滑り止めコーティングがされていて、汗をかいても滑らない工夫がなされています。

サングラス 関連アイテム
サングラス ケース
登山でサングラスを持っていくには、ハードケースがおすすめです。
サングラスをしない際に、バックパックの中にそのまましまうとレンズに傷がついてしまいます。またソフトケースで収納しても、ほかの荷物の圧力で壊れてしまう事があります。
持っていく際は必ずハードケース持っていくようにしましょう。
自分は、ペットボトルケースを作成して持っていくようにしています。このケースは8,000m峰14座完全登頂者のプロ登山家である竹内洋岳さんの記事でお見掛けしてマネをさせて頂いています。

サングラス ストラップ
サングラスストラップは、あると非常便利です。
夏の森林が生い茂る樹林帯を曇りの日に歩いているとサングラスをすると、暗くなりすぎてサングラスを外したくなります。その際に頭の上にサングラスを置く方もいるかと思います。自分も最初は同じことをしていましたが、度々サングラスを頭の上に置いているのを忘れてしまい、落とすことがありました。
サングラスストラップを使う事でそのような事がなくなり、サングラスのつけ外しを気を使わないでできるようになります。使用されていない方は、やってみてください。おすすめです。

おすすめのサングラスストラップ
チャムス 眼鏡・サングラス ストラップ
こちらのモデルは、アウトドアブランドのチャムスのストラップです。テンプル部分に差し込むだけの簡単装着が可能です。アジャスターがついている為、長さ調整が可能です。
ただし、テンプル部分が大きいサングラスには差し込めない事があるので注意が必要です。

![]() | CHUMS チャムス 眼鏡・サングラス ストラップ UniversalFit ユニバーサルフィット CH61-0036 メガネチェーン スポーツメガネ アウトドア おしゃれ チェーン 価格:1,200円 |

DIROSH(ディロッシュ) グラスストラップ
このモデルは、アメリカはロスコ(Rothco)社製の強固なパラシュートコードを使用したグラスストラップです。装着方法は昔ながらのストラップの輪をテンプル部分に通します。輪っかが伸縮性が高いので、どのモデルにも装着可能です。トップのアジャスターで長さを自由に調節可能となってます。

![]() | DIROSH/ディロッシュ/グラスコード/メガネコード/日本製/ロスコ社製パラコード/ROTHCO 価格:1,870円 |

まとめ
いかがでしたでしょうか?
これまで説明させていただいたように、登山向けのサングラスには色々な機能ががあります。登山向けサングラスは「UVカットモデルの偏光サングラス」がおすすめです。
サングラスを購入する事でご自身の大切な目を守り、安全登山をしていきましょう。
お気に入りサングラスを購入して、山歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。お気に入りのサングラスをしていると気分も上がります!
ぜひ山での非日常を味わってください。あなたの安全登山を応援します!やってみよう!
