※本ページはプロモーションが含まれています。
登山を安全に行い方
ツェルトに興味がある方
おすすめのツェルトを知りたい方
登山で必要と言われているけど、ツェルトってどんなものなのかな?本当に必要なのかな?
ツェルトとは、簡易テントのことです。エマージェンシーシートがあれば、ツェルトはいらないと思いますよね。自分も最初はいらないと思っていました。
ただ、登山中に悪天候に見舞われたり、足を捻って動けなくなったときはだれも助けてくれません。そんなときにツェルトに包まることで雨風をしのぐことができます。
登山者のむらです。280以上の山を登っていますが、ツェルトに救われることが3回以上ありました。日帰り登山にはツェルトは必ず持っていきます。おすすめは「1〜2人用ツェルト」です。
この記事ではツェルトで出来ることや選び方・おすすめのツェルト5選をご紹介。自分にあったツェルトを見つけることが出来ます。ツェルトを持って行くだけで安全に登山を楽しむことができます。
ツェルトメーカーのファイントラックの動画を紹介させていただきます。参考にしてみてください。
ツェルトはもしもの時の命綱
ツェルトは、ドイツ語で「テント」を意味します。
日本では一般的に、登山での不測の事態の際に緊急避難時などに使用されるのシェルターのことを指します。
日帰りの山行など山岳テントをもっていかないときにはツェルトは、携帯すべきアイテムです。
想像してみてください。例えば、日帰り登山をしていて道迷いをしてしまい、日没になりました。ヘッドライトがあっても暗くて身動きするのは危険です。
緊急時がツェルトの出番。ツェルトを設営したり、上からかぶることで寒さや雨などから身を守ってくれます。
自分も登山中に3回以上、ツェルトを使っています。日光白根山では山頂で急に風が強くて、霧雨が降り、寒くて大変でした。ツェルトを被って寒さと風を凌ぐ事ができました。
実際に有効性を実感しました。自分は命綱として必ず携帯するアイテムです。
ツェルトにできる4つのこと
ツェルトは緊急時の対応以外にも様々なことが出来ます。代表的な4つのできることを紹介します。
・ビバーク:遭難などの登山でアクシデント時の野宿です。
・テント泊:しっかり設営することでテントとして利用できます。
・休憩/着替え:山頂などでツェルトをかぶることで暖かく休憩できます。
・雨具の代用:ポンチョタイプのものは簡易のレインウエアになります。
ビバーク(野宿)
ツェルトの基本的な使い方としては、緊急時での出番が多いので風が強かったり、遭難していたり、しっかりと設営出来ないです。
緊急時は、そのまま被ることで野宿をしてしのぐ方法です。エマージェンシーシートを使って野宿できますが、登山中のアクシデントではエマージェンシーシートを単独で使うことはおすすめできません。
なぜなら、風や雨から完全に身体を守ることができず、安心して野宿出来ないからです。ツェルトを使うことで無駄な消耗を抑え、生存確率を上げれます。
登山のお守りとして、ツェルトを携帯しましょう。
テント泊
次は、テント泊です。ツェルトは簡易テントと言われますが、そのコンパクトさと軽量性からツェルトでテント泊を好んでする方もいます。
登山教室のKuri Adventures 代表で登山ガイドをやっている栗山さんもツェルト泊を好まれています。
ただ、ツェルトは自立式の山岳テントに比べて設営が難しいです。風に対して弱いことや居住性が低く設営環境を選ぶため、中級者向けになります。
自宅の庭や公園で練習して、慣れてきたらテント泊をTRYしてみて下さい。
休憩や着替え
山頂が寒い時にツェルトをかぶることで暖かく休憩することができます。
また、ツェルトをかぶることで下着を着替えることも可能。ポンチョとしても使えるタイプのツェルトだと便利です。
自分も山頂で防寒着だけでは寒い時に、使ったことが3回以上あります。
ホントにびっくりするぐらい暖かくなりますのでオススメです。
雨具の代用
ツェルトのポンチョタイプは雨具としての代用出来て便利です。さらには、バックパックの上から羽織れるものもあり、簡易のレインカバーとして使えます。
ツェルトは完全防水でないので、緊急時での対応用として考えておきましょう。
ツェルトの選び方 2つのポイント
ツェルトのサイズ選び
ツェルトはサイズは一人用の非常にコンパクトな物から4人用の大型ツェルトまで様々なタイプがあります。ソロ登山のみでの使用であれば一人用のコンパクトなタイプ。グループ登山用であれば、2人用以上のものが適しています。
自分のおすすめは「1〜2人用のツェルト」です。ビバーク(野宿)用だけでなくテント泊として活用することもできます。友人と行くときは3人までビバーク(野宿)する事ができるので安心です。
持ち運びやすさ
ツェルトは、バックパックの中でも場所を取らずに気軽に持ち運べるのがメリットです。
ツエルトはできるだけサイズがコンパクトで、軽量なものを選ぶようにしましょう。
自分が使っているツェルトの収納サイズは、500mlのナルゲンボトルとほぼ同じ大きさです。一般的な山岳テントの1/5の重さで張り綱を含めて290gです。
ツェルトは、登山に持っていっても負担になりません。
ツェルトの設営に必要なもの
ツェルトを購入しただけでは、張ることはできません。なぜなら、ツェルトは本体のみで販売されている事がほとんどだからです。
設営にはトレッキングポール2本(もしくはツェルト用ポール)、2mの張り綱2本、ペグ8本を用意しておきましょう。
トレッキングポールは登山で使っているものをそのまま使用できます。張り綱は各メーカーからツェルト張り綱セットが販売されていますので、そちらを購入してください。
ペグはいろんな種類がありますが、自分の経験ではV字ペグがおすすめです。
しっかりと固定しないと設営出来ません。ペグの種類はきをつけてください。
ツェルト張り方 7つの手順
ツェルトは一般的な山岳テントのように骨組みがありません。ですので、きれいに張るには順番が重要です。7つ手順で設営するとキレイに張ることが出来ます。
①張り綱をフレームに取付ける
②入口のチャックを閉める
③ツェルトの四隅をペグで固定
④片側のポールを立て、張り綱を固定
⑤サイドリフター(横の張り綱)を張る
⑥張り網のテンションバランスを調整する
⑦寝る前に張り綱のテンションを確認しながら貼り直す
いざという時に設営出来るように、ツェルトを購入したら3回程度はこの手順に従って公園で練習してみてください。
①張り綱をフレームに取付ける
購入したら、フレームに張り綱をつけましょう。トレッキングポールを使用しない場合でも木などに固定するのに使用できるので、張り綱は常時取り付けておくと便利です。
②入口のチャックを閉める
入口のチャックが完全に閉めます。閉まっていないと入口側のポールを立てる時に、上手くテンションをかける事ができず設営できません。
③ツェルトの四隅をペグで固定
ツェルトを地面に置いて四隅のループにペグを打ち込みます。この際の注意点は、それぞれの辺が真っ直ぐになるように、少し引っ張りながら張りましょう。
破れる恐れありますので、テンションをかけようとして引っ張りすぎには注意してください。
これがポイント!適当にやるとツェルトが上手く設営できないです。
④片側のポールを立て、張り綱を固定
ポールの先端部分をフレーム受けのリングの中に差し込んでポールを立てます。ポールを立てたらすぐに、V字型の張り綱のどちらか1本をペグなどで固定します。
その後もう一本もペグで固定を行います。ポイントはV字の張り綱の長さと距離を一緒にすること。反対側も同じ要領で作業を行います。
⑤サイドリフター(横の張り綱)を張る
サイドリフター(横の張り綱)があるとツェルト内が格段に広くなりますので、やることをオススメします。
両方のポールが立て終わったら、サイドリフターをバランスを見ながらテンションをかけて固定しましょう。
サイドリフターが付いていないツェルトの場合は、上記のように100円玉を内側に入れて細引きを巻き付けることで代用することができます。
⑥張り網のテンションバランスを調整する
固定した各張り綱を引っ張り、すべての張り綱のテンションがバランス良くなるように調整します。
ここでのポイントは左右対称になるようにすること。どれか一つだけ引っ張られているとバランスが悪くなり、ちょっとした振動で倒れてしまいます。
⑦寝る前に張り綱のテンションを確認しながら貼り直す
寝る前の張り綱の調整が最大のポイントです。ツェルトは柔らかい素材のため、湿気を帯びて必ずたるんできます。
張り綱を一回張り直すことで、しっかりとテンションをかけた状態で就寝することができます。
張り綱を寝る前に確認しないと夜中に内側に垂れてきますので、実施されることをおすすめします。
ツェルトを張る際の注意点
ツェルトは内部にフレームがないため、風の影響をものすごく受けますので、稜線のテント場や強風時にはおすすめできません。風の影響を受けにくい森林地での設営にしましょう。
また、防水性能も山岳テントに比べて劣りますので、できるだけ雨や雪も避けるようにしましょう。
シングルウォール(壁が1枚)のため、結露をしやすくなっていますので、寝袋を含めて、結露対策をしっかりと行うことをおすすめします。
おすすめのツェルト 3選
ファイントラック ツェルト1 【1人〜2人用】
ファイントラックは国産アウトドアブランド。ツェルト1は1-2人用のツエルトです。ビバーク時には成人2人が寝ることができ、座ってだと3〜4人が避難できます。
ファイントラックのツェルトは優れた透湿性を備えますので、他社の製品に比べて不快な結露を軽減するので快適です。ファイントラック独自のテンションスリングシステムを採用しているため、生地に負担をかける事なく、しっかりとテンションを掛けて広い居住空間を確保することができます。
縫い目は目止めは行っていないので、縫い目部分を目止めしないと水が入ってきますが簡単に目止めすること可能。市販のシーリング剤をハケで塗るだけです。おすすめのシーリング剤も紹介させていただきます。
※本体のみの販売ですので、張り綱・ポール・ペグは付属していません。
アライテント スーパーライトツェルト1 【1人〜2人用】
アライテントは、日本テントメーカーの草分け的ブランドです。スーパーライトツェルト1は、1〜2人用の軽量タイプのアライテントの定番ツェルトでたくさんの日本人が使用しています。
スーパーライトツェルト1の大きさがあれば、2人が横になって眠ることが出来ます。屋外で着替える場所に使ったり、雨の時の休憩と多用途に使用することができます。
ツェルトにウレタンコーティング加工を施してありますので、自分で縫い目部分を目止めする必要がないので手間が省けます。
※本体のみの販売ですので、張り綱・ポール・ペグは付属していません。
モンベル ライトツェルト 【1人〜2人用】
日本のアウトドアブランド モンベルのツェルトです。ライトツェルトは保水しにくく、伸びにくい生地を使用した軽量のツェルト。生地に防水コーティングを施しており、耐水圧1,500mmとなっており、小雨であれば防ぐことが可能です。
モンベルは買った時点で縫い目の目止めがされているので、テント泊での急な雨での水漏れを防いでくれます。酸欠を防ぐため、ベンチレーションは完全には閉まらないようになっています。
※本体のみの販売ですので、張り綱・ポール・ペグは付属していません。
ツェルト関連アイテム
自分の登山経験をもとにツェルトをテント泊として、必要なアイテムを厳選して紹介します。
・アライテント ツェルト用 ポールセット1→アライテントのツェルトを設営するのに必要
・ファイントラック ツェルトガイラインセット→ファイントラックのツェルトを設営するのに必要
・プロモンテ(PuroMonte) アルミカラーペグ10本セット→ツェルト設営には必須
・グランドシート→ツェルトの床を保護できます。
アライテント ツェルト用 ポールセット1
アライテントのスーパーライトツェルト1、ビバークツェルト1ロングを軽量テントとして使用する用の張り綱とポールのセットです。
アライテント推奨品なので間違いがありません。ペグも購入すればテントとしての設営が出来ます。アライテントのツェルトを購入される方は一緒に購入することをおすすめします。
ファイントラック ツェルトガイラインセット
ファイントラックのツェルト1、ツェルト2、ツェルト2ロング、ピコシェルターをしっかり設営するのに最適なガイラインセットです。
長さなどが調整されているので、すぐに使用することができます。また紐は水を含みにくく、耐候性に優れています。
金具が蓄光タイプで夜間でも視認できるので、使いやすいです。ファイントラックのツェルトを購入される方は購入を検討してみてください。
プロモンテ(PuroMonte) アルミカラーペグ10本セット
ツェルトをテントのように設営するのに必要なのがペグです。ペグには色々な種類があります。ツェルト用のおすすめは、アルミ合金のV字のペグになります。
最高峰の品質で有名な韓国DAC社製のペグ。高級な山岳用テントに純正採用されてるのが信頼の証です。1本約13gと非常に軽量なペグですが、頑丈なので自分は一度も壊れていません。
10本まとめて入れられるポーチ付きですので、紛失しにくくなっています。カラーリング展開が5色あり、好きなカラーを選べれるのも魅力です。
プロモンテのアルミカラーペグを購入して、ツェルトでテント泊してみませんか?
グランドシート
ツェルトを立てる場合は、グランドシートの使用をおすすめします。
理由はツェルトは非常に薄い素材で作られていますので、そのままの状態で使用すると地面の凸凹を拾って、床の生地に穴が空いてしまいます。床へのダメージを軽減できるのが、グランドシートです。
グランドシートを引くことで、雨での浸水を防ぐことができます。下記のグランドシートは、細長いのでツェルトに合うサイズになっていますのでおすすめです。
グランドシートを購入して、快適なツェルトでのテント泊をしてみませんか。
まとめ:登山のお守り「ツェルト」
自分のおすすめは「1〜2人用のツェルト」です。大きめのツェルトを購入することで、将来テント泊に使用することも出来ますよ。
登山にトラブルはつきものです。トラブル対応するために、日帰り登山で自分はツェルトを必ず持ってきます。ツェルトを持っていくことで、安心感を持って登山を楽しむことができます。
ツェルトを準備して、安全な山歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ山での非日常を味わってください。あなたの安全登山を応援します!
・おすすめは「1〜2人用のツェルト」
・トラブル対応からテント泊まで汎用性に優れている
・ツェルトは軽量でコンパクトな登山のお守り
【PR】