トレッキングポールの選び方がわからない方
トレッキングポールを初めて買う方
イチからトレッキングポールについて知りたい方
登山を始めてみたけど、もっと足の負担を減らしたいな。
トレッキングポールを使うと良いみたいだけど、何を買えばいいのかな?
自分に合ったトレッキングポールはどれなんだろう?
トレッキングポールは安全に登山する為や疲労軽減の為にあると便利です。トレッキングポールと言ってもさまざま種類があって迷いますよね?
そんなあなたに向けて、登山用トレッキングポールを紹介していきます。初めてのトレッキングポールは、【I型グリップの長さ調整ができるアルミ製】がおすすめ!200以上の山を登った事のある「むら」が、登山用トレッキングポールに関する知識を紹介します。
目的に応じたトレッキングポールをえらばないと自分を危険にさらしてしまう恐れがありますので、選び方をマスターし用途に応じたトレッキングポールを選べるようにしましょう。
この記事を読むことでトレッキングポールの基本的な知識を理解する事ができ、トレッキングポールを一人で選べるようになります。
今回は「トレッキングポール」について詳しく紹介していきます。
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トレッキングポールのメリット!
足腰の負担軽減
山歩きは、急勾配の道を上ったり下ったりするので、足腰に大きな負担がかかります。特に、膝への負担が大きく膝の痛みに悩まされている登山者も多いです。
足への負担を和らげてくれるのがトレッキングポールの1つ目のメリットです。
トレッキングポールは、上りや平地のときは推進力をつけ、下りのときは衝撃を吸収して足腰や膝への負担を軽減してくれます。
足腰に疲労が出にくいため、筋肉で耐えることができ膝の痛みが出にくくななります。
歩行中の転倒防止
登山道は凸凹だったりして、足場が悪いところを歩きます。また、重い荷物を持っているときや足腰が疲れてきたときに歩行中にバランスを崩してしまう事があります。
そういう場面でトレッキングポールが補助する事でバランスが保たれて、転倒を防止することができて安全に登山を楽しむことができます。
トレッキングポールを選ぶ 5つのポイント
ここでは、トレッキングポールの選ぶ4つのポイントについて紹介させていただきます。グリップ・材質・収納方法・長さの順に解説していきます。
4つのポイントを抑えることで、自分に合ったトレッキングポールを選ぶことができます。
①トレッキングポールのグリップ
I型 グリップ
グリップがストレートのI型グリップは本格的な登山をする方におすすめです。軸を握るように持ちます。
ダブル・タイプと呼ばれる2本1組のトレッキングポールに多く使われています。
両手に持つことで腕の振りに合わせて使うことができ、バランスが取りやすく、リズムよく歩けます。自分もこのタイプのトレッキングポールを使っています。
T型 グリップ
T型のグリップは、少ない力でもしっかりと掴めるのが特徴。
ステッキ・タイプと呼ばれる1本で販売されているモデルになります。ゆっくり歩くのに適していますので、起伏の少ない山道やハイキングに向いています。
片手が空くので、写真を撮るときにも便利です。体重を乗せやすく疲れにくいため、中高年の方におすすめのモデルになります。
②トレッキングポールの材質
トレッキングポールで使われている素材は、アルミとカーボンの2種類があります。それぞれの特徴を知ることで、自分に合った素材を選定できるように確認していきましょう。
アルミ製
安価で折れにくく安定した山歩きができるのがアルミ製。トレッキングポールに大きな負荷がかかっても少し曲がる程度で、急に折れるようなことが少なく安心です。
また、曲がった部分のみ修理が可能であるのも特徴です。価格も安く選択肢が広がるメリットがあります。初心者の方で、とりあえずトレッキングポールを欲しい方はアルミを選ぶと良いと思います。
カーボン
軽い非常に軽量なのがカーボンの特徴。軽量なので長時間使用しても腕や身体への負担が少ないのが大きなメリットです。軽量性や性能を重視される方はカーボンを選ぶと良いと思います。
岩に強くぶつけるなど1ヶ所に過度の重さや衝撃が集中したり、全体重をトレッキングポールにかけると折れてしまう事がありますので使い方に注意が必要です。また、アルミ製に比べて高価なのも特徴です。
③トレッキングポール収納方法
収納方法も荷物を持って歩く登山においては重要なポイントです。折りたたみ式とテレスコーピング式の2種類がありますので、特徴を一緒に確認して行きましょう。
折りたたみ式
折りたたみタイプとは各シャフトが1本のコードでつながり、使用するときは引き伸ばして固定するタイプのことです。
持ち運ぶときはボタンロックを解除して、3つ折りに折りたたんでコンパクトになることが特徴。
コンパクトになりますので、ザックの中に収納できるのがメリットです。
ただし、長さ調整代が少ないモデルが多いので、長さについては慎重に選ぶ必要があります。
折りたたみタイプは収納サイズが小さいので携行性が高く軽量なため、慣れてきたら折りたたみ式の購入を検討してみてください。
テレスコーピング式
テレスコーピング式とは、シャフトを望遠鏡の筒のように収縮するタイプのことです。昔から使われている収納方法で、長さを調整できる幅が多いのが特徴です。耐久性も高いと言われています。
ただ、折りたたみ式と比べるとコンパクト性に欠けますので、バックパックの中への収納は厳しく、外付け収納をする必要があります。
岩登りや鎖場を通過する際は、外付けをしっかりと収納しないと危険ですので注意が必要。起伏の激しい山道を歩く方や強度を重視する方におすすめです。
④トレッキングポールの長さ
トレッキングポールを効率的に活用する為には適切な長さの物を選ぶことが必要です。ここでは、一般的な適正な長さの計算方法を紹介します。
登山やトレッキング時に使用するトレッキングポールの長さは、身長によって異なります。一般的には「身長×0.63」の計算式で、目安の長さが算出できるといわれています。
目安となるポールの長さを身長別に下記に表にしましたので、参考にしてみてください。自分の身長に合ったトレッキングポールの長さを計算してみてください。
計算が面倒な方は、お店の平坦なところで肘を直角に曲げて持てるくらいの長さの物を基準にプラスマイナス10cm程度の幅でいろんな長さの物を実際に触って確かめてみてください。
自分は身長170cmですが、100cmの長さ固定のトレッキングポールを使っています。
理由になりますが、平地や登りでは短い方が手を垂らしたまま、トレッキングポールをコントロールできるので腕が疲れづらいです。
短いと下りでは使いづらい面もあります。デメリットを加味しても自分は短いものがお気に入りです。
使っていくと好みの長さがわかりますので、自分に合うように長さ調整代が大きいものを選ぶことをおすすめします。
⑤トレッキングポールの固定方法
レバータイプ
最近、一般的になっているのがレバータイプです。レバーを操作して外側から長さを固定する「レバーロック」を採用するモデルになります。
レバーロックはワンアクションで操作でき、弱い力でも確実に固定することができます。安すぎるモデルだとロック機構が甘く微妙な調整が必要なことがあります。
冬ではスクリュータイプやピンロックタイプはトレッキングポールが凍ってロック機構が動かなくなることがあります。
レバータイプは動かすことが容易なので雪山で使用する際は、こちらのタイプをおすすめします。
スクリュータイプ
少し前まで一般的だったのがスクリュータイプで、シャフトを回して長さを調整します。昔から使われているので信頼性があります。
ただ、力の弱い方や女性の方だとうまく止めらない事があります。安いモデルも多い為、とりあえず試してみたい方にはおすすめです。
トレッキングポールの使用方法
使用本数は1本?2本?
T型グリップのように1本で使うのを前提にされたモデルがあり1本使いでも問題はありません。ただし、登山をするための補助に使うのであれば、2本がおすすめです。
一本ですと3本支点になり、偏りができて変な歩き方の癖がついてしまう事があります。
2本にすることにより四本足になり、バランスもとりやすく推進力を得やすくなります。
ピンロックタイプ
折りたたみ式のモデルに採用されていることが多いのがピンロックタイプです。
シャフトを引っ張ることで小さなボタンが飛び出すことで固定されるモデルです。収納する時はボタンを押してシャフトを縮めます。
ロック機構がボタンのみですので、コンパクトで軽量なモデルが多いのが特徴です。
トレッキングポール メーカーとおすすめ5選
ここでは、トレッキングポールの2大ブランドの「LEKI」と「ブラックダイヤモンド」のアルミ製トレッキングポールを紹介します。この二つのブランドを買っておけば間違なし!
LEKI(レキ)
トレッキングポールの代名詞と呼ばれることのあるブランド「LEKI」です。
LEKI(レキ)は、1948年にドイツ・キルヒハイムで創業したポール専門メーカーです。機能的で質の高い製品は、世界中でもトップクラスのシェアを誇ります。
トレッキングポールの信頼性も高く、幅広いユーザーからの支持を集めている一流メーカーです。
LEKI(レキ) ジャーニー ライト
無駄な機能を省くことでコストパフォーマンスに優れたアルミ製です。
伸縮方法はテレスコーピング式でレバータイプにてロックができるモデルとなっています。初めて購入するのにおすすめ!購入を検討してみてください。
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LEKI(レキ) マカルー FX TA
シャフトにアルミ素材を採用した、三段折りたたみ式のトレッキングポールです。長さ調整機能を備え、レバータイプにてロックができるモデルとなっています。
シャフトの径を少し太めに設定する事で安定感を実現しています。
折りたたみ式の為、収納サイズが43cmとコンパクトになるため、容易にザックの中に収納できます。少し高くても高機能なものが欲しい方におすすめです。購入を検討してみてください。
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LEKI(レキ) レガシーライト AS
コストパフォーマンスに優れたアルミ製です。特徴は持ち手の部分がナチュラルコルクで汗の吸収もよく、手に馴染みます。
伸縮方法はテレスコーピング式でレバータイプにてロックができるモデルとなっています。持ち手がコルク素材の安価なモデルをほしい方は購入を検討してみてください。
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Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)は、クライマーによるクライマーのためのメーカーとして1989年に設立されました。常に最高品質のハードギアを開発しています。
現在ではクライミングギアだけでなく、トレッキングアイテムなど大自然を舞台にした様々なアクティビティーで、ハードに使える高品質で信頼姓の高いアイテムを販売しています。
登山専門店でトレッキングポール売り場の一角を占める信頼のブランドです。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) トレイル
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)スタンダードのアルミ製モデルです。伸縮方法はテレスコーピング式でレバータイプにてロックができるモデルとなっています。
シンプルなモデルですので、誰にでも使いやすいモデルですので、初めて購入の方におすすめします。価格も比較的に安価ですので購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンス FLZ
三段折りたたみ式のためコンパクトに収納でき、状況に応じて15~20cmの長さ調整をレバータイプでロックができるアルミ製モデルになります。
フィット感を簡単に調整できるストラップが採用されているのが特徴。
長さも調整できるモデルなのに非常に軽量なモデルとなっていますので、軽量なトレッキングポールが欲しい方は購入を検討してみてください。
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まとめ
これまで紹介させていただいたように、トレッキングポールにもさまざま種類があります。初めて購入するトレッキングポールは【I型グリップの長さ調整ができるアルミ製】がおすすめ。
トレッキングポールを買うことで、疲労軽減につながり、山歩きの楽しさが大きく広がります。
お気に入りのトレッキングポールを購入して、山歩きを楽しんではいかがでしょうか!ぜひ山での非日常を味わってください。あなたの安全登山を応援します!
おすすめは【I型グリップの長さ調整ができるアルミ製】
トレッキングポール メーカーとおすすめ5選
LEKI(レキ) ジャーニー ライト
LEKI(レキ) マカルー FX TA
LEKI(レキ) レガシーライトAS
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) トレイル
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンス FLZ
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