百名山をすべて制覇するのは、登山者の憧れ。
自分も登山をするにつれて百名山を知り、目指すようになりました。
百名山制覇までの道のりを山行とともに紹介させて頂きます。
今回は丹沢山(たんざわさん)の記録。
百名山を目指す方の参考になれば幸いです。
丹沢山に興味がある
百名山を登ってみたい
丹沢山の雰囲気を味わいたい
丹沢山を登ってみたいけど、距離もあって難しそう…
どんな感じか知りたいな。自分でも登れるかな。
ハムちゃん。丹沢山は決してむずかくないよ!
自分の登山記録を見てみればわかるけど、初心者の方でも時間をかければ問題なく行けるよ。
山に行かれる方は、登山地図を必ず携帯することをおすすめします。
登山アプリだけでは、携帯電話を谷底に落としてしまったり電池がなくなるとどうすることもできなくなります。購入を検討してみてください。
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丹沢山
神奈川県西部に広がる美しい自然の中にひっそり佇む「丹沢山」。
この山は日本百名山にも選ばれ、周辺の蛭ヶ岳や塔ノ岳とともに「丹沢大山国定公園」に指定されています。
東京や関東周辺からアクセスがしやすく、交通の便も抜群です。このため、多くの登山者が足を運びます。整備された登山道と豊富なルートは、登山者初心者の方からベテラン登山者まで、楽しめる山です。
標高は低めですが丹沢山の頂からのぞむ丹沢山脈の雄大な自然と、その奥に優雅にそびえ立つ富士山の迫力は、圧倒的でおすすめです。
丹沢山 おすすめの時期
丹沢山に行く時期のおすすめは、寒い時期です。なぜなら、丹沢山脈には山ヒルがたくさん生息しており、暖かい時期には山ヒルが活動的になり被害にあいやすくなります。
冬になると山ヒルがいなくなるので、自分は丹沢山系に登山しにいくのは寒くなってからにしています。みなさんにも晩秋・冬がおすすめです。
山ヒル対策で有名なのがヒル下がりのジョニーです。これを足元に塗布しておくとヒルが寄ってこなくなります。暖かい季節に行かれる方は、山ヒルの対策をお忘れなく。
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今回の登山情報
丹沢山 登山口アクセス
今回も自家用車で大倉登山口がある「大倉駐車場」を目指します。
大倉駐車場は秦野戸川公園前の有料コインパーキングで、24時間出入り可能ですので早朝登山にも向いています。駐車台数は40台なので、土日には5時には満車になります。
大倉駐車場の最寄りインターチェンジは「新東名高速道路 秦野丹沢スマートインターチェンジ」。インターチェンジから約7分で駐車場まで辿りつきます。
大倉登山口の近くには、秦野戸川公園の駐車場もあります150台停めれますが、利用は朝8時から21時までと早朝からの登山には向かないので注意して下さい。
駅とバスを乗り継いで行くこともできます。
最寄り駅は小田急渋沢駅で、バス停は北口にあり『渋02 大倉行』になります。
乗車時間は15分で運賃は210円。最終が20時までありますので、バスの時間を気にせずに登山を楽しむことができます。
※詳細は必ずバス会社のホームページを確認してください。
丹沢山 『大倉↔︎蛭ヶ岳縦走往復ルート』
丹沢山へは大倉ルート・ヤビツ峠ルート・塩水橋ルート・宮ヶ瀬ルートの4ルートがあります。
今回は、丹沢の魅力を堪能できる代表ルート『大倉ルート』を選びました。
大倉ルートは、最も多くの丹沢山登山者が利用するメインルート。大倉ルートは同じような登りが続くので「バカ尾根」とも言われています。
「バカ尾根」では整備された階段上の登山道が続くので精神的にキツく感じますが、所々で丹沢山脈や富士山を眺めながら歩くことができますのでおすすめです。
今回の登山時間は7時間37分でした。
今回は登山での体力試しも踏まえ、丹沢山の先の蛭ヶ岳(ひるがたけ)まで縦走して元の道を戻るルートで日帰りチャレンジしました。
今回は初めて登ったのは2021年4月3日です。その際は写真をほとんど撮れていなかったので、同じルートを2023年1月5日に登った記録です。
丹沢山 登山スタート!
2023.01.05(木)6時9分に大倉駐車場を薄暗い中出発!
まずは、一つ目のチェックポイント見晴らし茶屋を目指します。
6時40分ごろに日がのぼってきました!
1月で寒かったので、めぐみの太陽でした。
6時43分 見晴茶屋に到着。しっかりと日が出てきました。温かい♪
見晴茶屋の横にはトイレがありました。チップ制のトイレです。料金は100円。
見晴茶屋を過ぎると、木道の登りがお出迎え。整備されすぎなくらいの登山道で歩きやすいです。
丹沢山までの道のりは木道が多いので、雨の日は少し滑りやすくなるので注意して下さい。
登山道の途中にあった「ケルン」。ケルンとは、登山道や分岐点などで目印として作られるものです。
中には何の意味もない場所にいたずらに積み上げられているものもありますので、参考にしすぎないようにしています。
7時21分 堀山の家に到着。しっかりとした山小屋ですが、冬期だからかまだ営業していませんでした。
堀山の家のまえには、休憩できるようにテーブルとイスがありました。今回はまだまだ先が長いため、休憩しないで先を急ぎます。
大倉ルート名物「バカ尾根」の木道の階段が立ちはだかります。
整備していただいている方に感謝しかありません。
途中から一気に視界が開けてきて、左手に富士山が見えました。
まだまだ階段が続きます…。初めての方はこのあたりで心が折れかけます。
ゆっくりと登ることが攻略の秘訣です。
7時50分 花立山荘に到着! まだまだ続く登りに備えて行動食を補給します。
花立山荘からの景色は奥に海が見え、絶景です。
花立山荘を過ぎても、まだまだ階段が続きます…。ひたすら階段です。
階段が永遠に続くように思うので「バカ尾根」と言われています。
一度登れば理解できると思います。
8時15分 塔の岳に到着。 少し休憩して足を回復させます。
塔の岳は大人気ですので、座れるスペースがたくさんあります。天気の良い土曜日・日曜日には、この場所も満員になり座れないほど混み合います。
塔の岳からは360度景色を遮るものがなく、絶景が広がります!富士山が山脈の奥に、誇り高くそびえ立っています。
塔の岳からの景色は絶品。一度行かれたことがない方は行ってみてほしいです。
丹沢山までは少しのアップダウンはありますが、緩やかな登山道が続きます。
8時57分 丹沢山に登頂!
百名山6座目GET!丹沢山までは思ったよりも近く感じました。
丹沢山頂はそんなに開けていなく景色はそれほどでもないです。看板のあたりから先が開けていて富士山が見えます。
山頂にはみやま山荘があり、休憩できるエリアもあります。蛭ヶ岳(ひるがたけ)はまだまだ先なので、少しだけ暖かものを食べて休憩。これからに備えます。
一番奥の高いところが蛭ヶ岳(ひるがたけ)山頂。思っているよりも遠くて、まだまだ歩かないです…。
ただ、左右が開けた登山道が続いているので、良い景色に期待がふくらみます!
蛭ヶ岳(ひるがたけ)までの登山道の途中に避難小屋がありました。
登山道が開けていて天候が悪い際は雨風にさらされてしまうので、避難小屋があるのは助かります。
蛭ヶ岳(ひるがたけ)までの登山道は、開けていて気持ちいい!
これだから登山はやめられません。
登山道の左手に広がる風景は、優雅な富士山の雄大な姿が見えます。威厳を感じる富士山の姿にここまでの疲れが癒やされます♪
蛭ヶ岳(ひるがたけ)の手前にガッツリした登りがありました…。ここにきての登りはなかなかキツかったです。
余力を残していくのが良いですね。
10時13分 丹沢山脈最高峰 蛭ヶ岳(ひるがたけ)に登頂!
長旅の半分が終わりました。思った以上に丹沢山からが長く感じました。
山頂には蛭ヶ岳(ひるがたけ)山荘があり、てるてる坊主がかかっていました。
天気が良いのは山荘のおかげかもしれません。
蛭ヶ岳(ひるがたけ)山頂にはテーブルと椅子が完備されています。
ついてすぐは、山頂を独り占め状態で、昼食をとりました。なんて贅沢な時間。
風が強くてさむかったので、あまり長居することはできなかったです…。
蛭ヶ岳(ひるがたけ)山頂も開けていて、丹沢山脈や富士山などの絶景が広がります。
蛭ヶ岳(ひるがたけ)山頂での休憩も終わり帰路に着きます。
登頂はしましたが、工程のまだ半分。安全に下山するまでが登山。
気を抜かずに来た道を戻ります。
奥には輝く相模湾。帰り道も天気がよく、絶景に囲まれて最高の登山日和。
山からの眺めは一層際立ち、登山の醍醐味を満喫する至福の時間となりました。
12時6分 尊仏山荘に到着。塔の岳(とうのたけ)山頂には、多くの方で混雑していました。
ここからは、バカ尾根の木製の階段をひたすら降りるだけ。
13時47分には、大倉駐車場へ無事に下山できました。さすがに疲れましたが、この距離を日帰りで歩き通せたので、自信がつきました!
少しずつステップアップして、アルプスにも挑戦を目指して修行します。
今回も無事に帰って来れてよかったです。安全登山第一!
丹沢山であって良かったアイテム
『アクティブインサレーション(行動中に着用する保温着)』
丹沢山の登山であって良かったアイテムは、体を冷えから守ってくれる「アクティブインサレーション」と呼ばれる、行動中に着用する保温着です。
保温性と通気性のバランスが取れていて、暑くなりすぎないので行動中にき続けられます。特に秋〜冬にかけての肌寒い時期の登山に大活躍してくれます。
今回の登山でも1月だったのもあり、肌寒い気温だったのでアクティブインサレーションをきながら行動していました。登山経験から顔まわりが寒い時に被ることができる、フードありを選んでいます。
寒い時期には必需品のアクティブインサレーションを購入することをおすすめします。
『アクティブインサレーション(行動中に着用する保温着)』おすすめ3選
ザ・ノースフェイス 『ベントリックストレイルフーディ』
行動中に着用することを意識して開発されたアクティブインサレーションが、「ベントリックストレイルフーディ」。
ランニングシーンの人体工学に基づいた素材の組み合わせにより、リュックを背負ってもつっぱり感が少なく、登山することができます。
背中には汗を多くかく部位に四角の通気穴を設け、V字状態の細いスリットを配置して運動中は開き、休憩時間は閉まり自動的に通気されることで、快適に登山することができます。
自然な動きと快適な着心地を求めるなら、「ベントリックストレイルフーディ」がおすすめです。
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ミレー 『ブリーズバリヤー トイ ジャケット』
表面には優れた撥水性と防風性を両立した「ブリーズバリヤー®」を採用し内側のムレを逃しますので、小雨であれば弾いてくれるので安心して登山をできます。
体の動きを考慮した立体裁断と適度なストレッチ性が、自然に動きをサポートしてくれるので、登山に最適です。
自由な動きと温かさを手に入れて、アクティブな登山を楽しんでください。
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モンベル『U.L.サーマラップ パーカー』
日本アウトドアブランドの代名詞”モンベル”の「U.L.サーマラップ パーカー」
行動中も高いパフォーマンスを実現するためのコストパフォーマンスに優れたアウトドアウェアです。
先進の「ストレッチエクセロフト®」素材が、保温性、耐久性、そしてストレッチ性を備え、どんな動きにも自在に対応します。登山の動きに対してもしっかりと追従してくれることで、快適な登山を実現できます。
軽量なモデルですが、冬期の中間着や3シーズンではアウターとしても活躍。 寒さから身を守るだけでなく、日常でもスポーティなデザインがおしゃれに決まります。
この一着で、冒険に満ちた日々を快適に過ごしてみてはいかがでしょうか?
まとめ:丹沢山登山記録
百名山 6座目は丹沢山(たんざわさん)でした。
百名山と言われるとスゴイ山と思ってしまいますが、丹沢山は整備されていて登りやすい山です。バカ尾根と呼ばれる登り連続がありますが、ゆっくりと行けば問題ありません。
自分が登った時は平日で人が少なかったですが、週末は登山者が多く混みあっています。みんな登っているのであなたも大丈夫です。
山頂まで登山道からの富士山や丹沢山脈の絶景は忘れられないくらいの感動がありました。ほんとにおすすめできる山なので、登山をして大自然を味わってみてください。
・時間をかけてゆっくり行けば、初心者でも大丈夫!
・登山道が整備されていて安心して登れる
・人気の山なので、駐車場の確保は大変
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